山岡家の研究〜東光店がオープン〜

山岡家の研究～オープンした東光店～

ついに！
ああ、ついに！

東光の人たちを肥満にできる！
これほど嬉しいことはないよ。

山岡家東光店。
オープン。

アップルの新製品発表ばりに、
早朝から並んで、1番を陣取り、
店員とハイタッチでもかましてやろうと、
その日は休みまでとっていたんだけれど。

ああ、突然の大きな仕事。
残念。
遅れて行ってきたよ！

清々しいね青と赤

晴れ渡る空に、情熱の炎。
とんこつ臭をプンプンに、嗚呼、山岡家。

オープン直後ということで、花が飾られている。
友達は、「裸電球」からきてないか探したって。

そうか、その手があったか。
山岡正さんに会う道はまだ遠い。

旭川に逃げ場はないよ

北へ逃げれば永山店。
札幌を目指そうものなら高砂店。

そして見張り役的存在の東光店。
24時間営業ときたもんだ。

普段は見ない客層が

あのね。
おじいちゃんやおばあちゃんがいるんだ。
カウンターにだよ。
信じられない光景だよ。

まるでさっきタイヤ交換をしたセダンで。
ほら、後部座席にティッシュの箱と、
なんか「羽」みたいのがあるセダンで。

続々と来店してくるんだ。

「お父さん、お水いるかい？」
みたいな声が聞こえてくるんだ！

山ちゃんにかわってゴメン！

おじいちゃん、おばあちゃん。
これまでに食べてきたラーメンとは違うよね。
きっとご近所にお住まいなんでしょう。

ばあさん、今日の昼はちょっと行ってみるかと。
そんな流れでいらしたんでしょう。

山ちゃんにかわりまして～、
ゴメン！！

だって横のおばあちゃん。
最初の一口食べた時の感想が、
「太い麺だね～」だったもん。

ゴメン！

そして横にはまた一人

カウンターでズズズ。
横にはまたおじいちゃんが来店。

食券を買うのも一苦労だった様子。
やっと席に着いて安堵の表情を浮かべている。

そこに店員さんがいつものセリフ。
「お好みはございますか？」

フリーズするおじいちゃん。
「麺の固さとか味の濃さが選べるんですが」

説明する店員さんに対し、おじいちゃん。
まさかの一言を放った！

今、忙しいから！！

お好みは？
今、忙しいから！

ワンダフル。

え～、山ちゃんにかわりまして～。
ゴメン！！

ティッシュもらえる

これを後部座席に置いたセダンが、
旭川中を走り回ることを祈っているよ。

最後に店舗の周りをぐるっと散歩。
近隣住民に与える影響などを調査し、
東光店を熱く迎え入れたんだ。

あとはサンロクに！
繁華街に一軒！！

酔って食べるのが最高なんだ。

HADAKA DENKYU

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