エペルネで神様を捕まえた

BAR エペルネ(旭川市3条通6丁目)

これはある日の物語。
信じるか信じないかは、あなた次第。

私はさんろくをいつものように飲み歩いていた。
独酌ハシゴ酒。
さて、次はどの店のカウンターで飲もうかな。

そんなタイミングで電話が鳴る。

プルルルル。

プルルルル。

プルルルル。

。

。

。

。

。

下富良野から電話だ。

エ…エペルネに来てください

どうしたことか、慌てる下富良野。

ああ、面倒くさいが彼のことも説明しよう。
「下富良野」とは裸電球の後輩で、中富良野の出身なのだが、
お前なんてやつは「下」からやりなおせってことで。
下富良野。

捕まえたんです!

何を言ってる、下富良野。
酔っぱらいのお前の相手などしていられないのだよ。

。

。

。

。

。

「は…裸電球さん!捕まえました!」
「何をだよ、下富良野…」

「神様です!神様を捕まえました!」
「…触れたのか?」

「はい、確かに!まだ捕まえています!」
「いいぞ!その手離すな、下富良野!」

これは奇跡である

このブログによく登場する「神様」は、
いつも私たちを美味しいお店に「いざなって」くれる存在なのだが。

写真を撮ることはおろか、
触れることなど、到底できない方なのだ。

それをあの、何の取り柄もない下富良野が、
捕まえただと!!

急いでエペルネへ!

ハアハア!
無事か、下富良野!

。

。

。

。

その光景に。
私は自分の目を疑った。

確かに。
何をやってもダメな下富良野が、
しっかりと神様を捕まえているではないか。

。

。

。

。

説明しよう。

下富良野の「不浄」極まりない手に握られたことで、
神様はすっかり「神々しさ」を失ったという訳だ。

今がチャンス。
写真を撮ろうとした瞬間に。

神様は最後の力を振り絞ったのだった。

ぐはっ!眩しい!!

神の怒りに触れてしまった。
素早く下富良野の手を振り払い、

スッとシャンパンを一気飲み。

。

。

。

。

「やあ、裸電球ちゃん」
「か…神様、大丈夫ですか?」
「君の後輩はしつけがなってないね~」
「す…すみません!」

「私がしばらく預かるよ」

。

。

。

。

その後、下富良野の姿を見たものはいない。
まさに「神隠し」なのだ。

深夜のカワイビルから、
何の取り柄もない下富良野の泣き声が聞こえるという。

信じるか信じないかは
あなた次第。


HADAKA DENKYU

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4 件のコメント

  • 毎日楽しく読ませてもらっています。現在の富良野市は、昔「下富良野」と言われていたそうです。なんで、下富良野さんも、ベスト5に入ると富良野に昇格するんでしょうか?(笑)

  • >切れた電球さん、いつもありがとうございます!下富良野はベスト5に入った場合、富良野をとって、ただの『下』になります。

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