裸の作文「クラスの作文王」
小学2年生。
作文の時間が大好きだった。
遠足のこと、夏休みのこと。
作文用紙2枚と言われると、
10枚書いて出した。
先生はそうだな、褒めてくれた。
お前は「作文王」だって。
だから書くことが好きになったんだと思う。
感謝している、ホント。
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クラスの作文王、それが裸電球。
頭の中にフワフワ浮かんでくる情景を
文字に文字に文字に。
「すごいよねー」
「よくそんなに書けるよねー」
へっへっへ。
書くの好きなんだよね、得意なんだよね。
そんなにすごいかなー。
別にそんなことないと思うんだけどなー。
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「ほんとすごいよねー」
「ナナちゃん、12枚も書いたんだって!」
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裸電球は9枚だった。
遠足で川に行ったとき。
ラムネの瓶で小魚をつかまえた話だ。
「よっちゃんいか」をエサに罠を作ったんだ。
まあ、書けばいいってもんじゃないだろ。
問題は内容だよ、内容。
来週、先生が「作文王」を決める。
選ばれたら、選ばれたら。
みんなの前で発表できるんだ。
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裸電球でも、ナナちゃんでもなく、
緊張で声を震わせたヒロキが発表した。
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内容は
ラムネの瓶で小魚を捕まえた話だった。
作文用紙、4枚だった。
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自分一人で作った罠か、
釣れたとき、誰と歓声をあげたんだ。
たくさんいた。
ヒロキもナナちゃんも、たぶんハジメも。
みんないた。
私の9枚には
私しかいなかった。
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私は書く。
だから今日も書く。
ラムネの瓶で
ゆらりと泳ぐ小魚のことを考えながら。
毎朝6時、毎日更新。
なぜだかグルメブログ。
旭川の「作文王」を目指してといえば、
まんざらウソでもなく。
私、裸電球と申します。
HADAKA DENKYU
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