詩・麦茶

麦茶

残りわずか麦茶のポット
底をごらん
へばりついた泥のよう
まるで酔いつぶれた誰かさん

袋の中でもがいて
懸命に働いて

逃げ出すことも
飛び散ることもしなかった
誰かさんのよう

疲れたな
苦しいな
終わったな
死にたいな

そのタイミングで私は駆け出す
向かうは台所
手には

残りわずか麦茶のポット

三角コーナーに
ヌルリと滑り落ちる誰かさん

勢いよく蛇口をひねり
明日を作る

HADAKA DENKYU

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