昔書いた短編小説を発見
毎朝6時更新グルメブログ。
裸電球ぶら下げてでございます。
いや、今日はちょっと違うんだ。
古い資料を探して、
パソコンの深いところをポチポチしていたら。
まあ！
10年くらい前に書いた、短編小説がでてきたよ。
神楽岡にあるプラタナス並木を題材にしたやつだね！
確か文字数の制限があってね。
なんとかまとめた覚えがあるよ。
今日はちょっと。
恥かしいけど、懐かしい備忘録として。
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今でこそグルメブログだけど、
昔は詩をアップしてたんだよね。
すこぶる不評でやめたけどー。
高校・大学とストリートで、
自作の本やら売ってたけど、
これもクソ売れなかった。
それでユーチューブまで売れないんだから！
（チャンネル登録お願いしますw）
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時間ある方だけ～！
2分くらいで読めるよ。
携帯からだと超読みづらいね。
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『プラチャナス』
橋の上からポチャリとやった兄貴だが、今は元気にスルメなんぞをかじっている。
冷蔵庫に3本目のビールを取りにいった兄貴は36歳。話が長い独身だ。
兄貴に言わせれば、人間は「いびつな管」だという。
「いいですか。食べることと排泄の因果関係ってやつですよ。」酔うと決まってこの話。
「食べれば食べただけ、うんこがでるのであります。そしてでっかいうんこが出た後は、うまいカツ丼でも食べたくなるのであります。」
「しかしです。人間ってやつは雑食です。喜びも悲しみも食うのであります。喜びなんていうものは、あっという間に吸収されて、プリっと出ていってしまいますが、悲しみってやつは違うのです。」この言い回しも変わらない。年々、得意になっている。
「悲しみってやつは、なかなか出ていってくれないのです。」
10年前。田舎の農道で酒に酔った軽トラが鹿をはねた。運転手は飲酒の発覚を恐れ、警察に連絡をしなかった。翌朝、そこに転がっていたのは鹿ではなく、片腕を失った兄貴だった。
兄貴は大学時代、アーチェリー部の部長として活躍した。地方紙に何度か紹介されたことのある選手で、卒業後もそこそこの大会で功績を残していた。
夢はオリンピック。だったらしい。
片腕を失い、リハビリを義務付けられた兄貴は退院した翌晩、元気に寿司を食べた後、洋弓を胸に抱き、川に身を投げた。
兄貴はこの自殺未遂を隠さない。誰にでも得意になって語る。今日も。
水の中で死を覚悟し、静かに悟ったというのだ。自分と対話した結果、生きる道を選んだそうだ。対岸を散歩していた婦人に「たっ…たふけて～！いやだぁ～！」と叫んだ事実は闇に伏せられている。
「それは植物も同じなのです。私はね、病院に通うとき、プラチャナスの前を通るからわかるのでしゅ。」
4本目のビールを勢いよく流し込む。呂律が怪しくなり、長い話に拍車をかける。
「いいですか。人間は紅葉を、キレイだなんていいますが、あれはうんこです。」
「不要物を葉っぱの中にぐーっと溜め込んで、限界になったらパッと散る。排泄なのです。」
なるほど、と思った。兄貴は酩酊しながら続ける。
「悲しみを放り出さないと、新しい緑は出てこないのです。」
「だからプラチャナスはね、毎年、あんなにも力強く茂るのです。」
兄貴は腕の話をしない。アーチェリーの話もしない。
それでも、笑う。豪快に笑う。
悲しみよ出ていけと、力いっぱい笑う。
「プラチャナスのうんこがキレイだねって、そんなことがありますか！！」
希望を胸に、再生を誓い、プラタナスのうんこ舞う。
もちろん、兄貴に言わせれば。
HADAKA DENKYU
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荒削りな文章だなぁw 描写細かくないなぁw ハズいけど、また何か書きたくなって震えてる。
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面白かった。
こういうの好きです。
又あげて下さい！
面白かったです
このブログやYouTubeの基礎が詰まってる感じですねw
＞takaさん、ほんとですか！ありがとうございます！なんかてれます！
＞aさん、ふっと見つけたのでアップしちゃいました！ありがとうございます！